医学的根拠に基づいた、新型コロナウイルスの正しい対応策とは?→答えは、アビガン開発者、白木先生の緊急寄稿文にありました!

鍼灸院では、日頃からウイルスの感染対策は、常時行っています。

 

しかし、今回のコロナウイルスの世界的流行に伴い、国内での感染拡大防止の観点から、緊急事態宣言が出され、

 

自然堂でも、ウイルスの感染症対策の提言をもとに、ウイルス感染防止策を更に徹底して行なっていました。

 

その上で、本当に医学的に根拠がある策を講じたいと情報を収集していましたが、

 

新型コロナウイルスの感染経路は、物を介した感染と飛沫感染の二つがあり、飛沫感染での感染能力は、インフルエンザに比べて低い

 

つまり、

 

 

「人ー物ー人」

 

 

この経路を考え、アルコール消毒用品、次亜塩素酸水などを用いて、

物の消毒、手洗いをしっかり行うことが重要であるという結論に至りました。

 

飛沫感染の感染能力は低いと言っても、ゼロではないでしょう?

という事だと思いますが、その防止策として、マスク、人との距離、換気が挙げられていると思います。

 

慢性疾患をお持ちの方、ご高齢の方、またはそのご家族の方など、感染に対してとても注意されていることと思います。

 

コロナウイルスの事を知り、対応策をきちんと行えば、防止することは可能であり、また、正しい対応策を行うことにより、安心を得られます。

 

また、現在は感染が減りつつありますが、秋、冬の時期にインフルエンザや風邪と共に新型コロナウイルス流行が起こる可能性があると言われていますので、これを機にウイルス対策を学び、今後に備えましょう。

 

怖がり過ぎず必要な活動を、安心して行えるようにしたいものですね。

 

★自然堂では、感染症学会の指針等を基にアルコール消毒などの感染症対策を行っています。詳しくは、こちらをご参照ください↓

 

新型コロナウイルス感染症対策について

 

★下記に、白木先生の寄稿文より、コロナウイルスの感染様式を一部引用させていただきました。

更に詳しくは、是非、原文をお読みください。

 

参考文献・引用(下線の部分は加筆した部分ですが、内容は原文ままです。)

 

緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)

 

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染様式は,従来のヒト呼吸器コロナウイルスの感染様式(物を介する感染)とインフルエンザ的感染様式(飛沫感染)が考えられる

 

ヒト型呼吸器コロナウイルスの感染様式の例

 

ヒト呼吸器コロナウイルスの潜伏期間は3日で,鼻汁の多い,ティッシュの山ができるような鼻かぜを生じる。この感染様式は,くしゃみで感染するというより,ティッシュで鼻をかむ際に鼻を触った手がウイルスで汚染され,その手でドアノブなどの物を触り,そこに付着したウイルスが物を介して別の人の手にうつり,その手を顔面にもっていくことで感染(fomite transmission)が成立する。

 

SARSが香港のホテルで集団発生した事例では,感染者が宿泊した部屋で使用した雑巾で,同じ階の各部屋を掃除したとされる。その階では,掃除された部屋内に付着していたウイルスで物を介した感染(fomite transmission)が起こり,感染が各国の宿泊者に拡大したとされる。

 

このようにSARSコロナウイルスでは,間質性肺炎から気道に出たウイルスが咳などにより放出されただけでなく,感染者から出た咳や痰,下痢便など,ウイルス量が多い排泄物が付着した物が,見かけ上乾燥していても感染源となった。

 

COVID-19も,物を介する感染を防ぐためには,「顔に手をもっていかない(特に鏡の前で無意識に顔面や毛髪を触ることに注意)」「手の消毒や手洗い」が重要と思われる。

 

インフルエンザと同様の飛沫感染については,先に述べたように,咳やくしゃみの飛沫だけでなく,呼気の87%を占める1μm以下のエアロゾルも感染性を有すると考えられる11)が,コロナウイルスは,細胞中で産生されるウイルス量がインフルエンザウイルスの約100分の1であることから,インフルエンザほど感染能力は強くないと推定される。 

 

インフルエンザ的感染様式の例

 

密室におけるインフルエンザの集団感染例としては,空調が3時間停止した飛行機内で,1名の患者から37名に感染している12)。多くの人が密集し呼気のエアロゾルが乾燥しない空間では,感染者がいると感染は避けがたく,多数の感染者が発生する。