✵施術の流れ
※一般的な流れです。患者さんの状態により、内容が変わる場合があります。
1.ご予約された日時に来院
ご予約時間の5分程前にお越しください。
2.カルテ記入
症状に関係ないと思われることでも、出来るだけ詳しくお書きください。また、項目にないことでも、気になっていることがありましたら、お書きください。
3.着替え
患者着をご用意しております。腕が上がらないなど、着替えが困難な場合などは、ゆったりとした格好でお越し下さい。
※お着替えの際、口紅はティッシュなどで落として下さい。また、アクセサリー類は全てはずして下さい。
4.お話を伺います
カルテをもとに、お話をお伺いします。一見、症状とは関係ないようなことが症状の原因となっていることがあります。そのため、様々な要因を想定してご質問させて頂くことがありますので、ご協力をお願いします。
5.姿勢や偏りをみます
姿勢や重心、アライメント(骨と関節のつながり)の崩れをみます。それらの異常が、身体の不調(内科的疾患)に繋がることもありますし、その逆も起こりますので、症状との関連性をみていきます。
6.東洋医学的診察
身体のエネルギー(気)のバランスを検査します。左右の撓骨動脈に、人さし指、中指、薬指の3本の指を当て脉を診ていきます。東洋医学の理論を基に、体の状態(疲れていないか、風邪をひいてないか、熱があるか、冷えがあるか等)、また、どの臓腑にどのような異常があるかを調べます。
同時に脉診によって、刺激の量や方法、使用する鍼の種類と太さ(必ずしも鍼は必要ではありません)などを決めます。脉診以外にも腹診、舌診を併用します。この様な治療システムを、『脉診流経絡治療』と言います。
7.整形外科的テスト
検査を行なうことで問題の部位を把握し、適切な治療が行なえるようにしています。
8.触診とキネシオロジー検査
手による感覚で、関節の動く範囲、組織(関節や靭帯の)状
態をみることで、問題の部位の変化を把握していきます。
また、キネシオロジーテスト(筋肉の反応をみる)を用いて、問題の部位の確認、治療法の選択等を行っていきます。
9. 施術前の説明と確認
問診、検査などを総合して、お身体の状態、治療の方針等をおはなしさせて頂き、納得をしていただいてから施術を始めます。
10.施術
問診、検査などを総合して、適切だと思われる治療法を組み合わせて施術を行っていきます。
11.施術後の確認
施術後は、痛みの度合いの変化、動きの変化等を確認します。
また、症状が今は出ていないものや、不眠など、その場では効果があったのかどうか、はっきりとは分からないものもありますが、その場合でも、何を目的に何をどう施術し、どのような変化があったのか/なかったのかをお話しします。その上で次回の治療の方向を決め、それをお伝えします。
12.施術後カウンセリング
ご自宅での身体の動かし方、ストレッチ、運動法、お食事などをアドバイスさせていただいて終了です。
※二回目以降は、お着替えの後、簡単な問診、必要な場合、簡単な検査、施術という流れです。(施術以降は、初回と同様の流れになります。
✵治療時間、間隔と期間について
✦治療時間について
1回の治療時間(2回目以降)は、およそ60分です。(問診(お話を伺うことも治療の一部です。施術後カウンセリング等も含まれます)
※初回は問診・検査等でプラス30分程かかります。また、お身体の状態により前後します。
✦治療間隔の目安について
急性症状の場合
状態によりますが、2回目の施術は、一週間以内に、あまり間隔をおかずに受けていただくのが理想的です。その後は、お身体の状態を見ながら、間隔を開けていきます。
慢性の症状の場合
おひとりおひとり、施術に対する反応や、その人の治癒力は異なりますので、一概に、この間隔でというのはありませんが、
だいたいの目安をここでお伝えします。
おからだの反応の具合、治療の経過等を確認させて頂くため、また、治療効果の継続をはかるために、10日から2週間以内におからだの状態を見させて頂くように、次回のご予約日をご提案させて頂いています。
(※症状の重さ、お体の状態により、早まることもあります)
その後は、お体の状態をみながら、徐々に間隔をあけていきます。
✦治療期間について
同じ症状でもそれぞれお身体の状態により異なりますが、その症状を患っている期間と同じ期間、治療にも時間がかかるとされています。
病気になった原因は、長年の身体の使い方の癖、生活習慣などが大きな原因です。それらを治療により改善することにもある程度の期間と回数が必要になります。また、治療により整えた気やお身体のバランスを定着させるためにも時間を要します。
急性・慢性ともに、身体の反応が良い場合、「痛み」は早く治まることが多いです。しかし、痛みが消えても、細胞の修復には時間がかかります。
ですから、細胞が回復し、良い状態が定着するには、ある程度の期間を要します。
✦途中でやめてしまうと?
1~3回くらいで、改善がみられる場合が多いのですが、良くなってくると、そこで治療を辞めてしまう、または施術の間隔を開ける方もいらっしゃいます。痛みは消えても、傷ついてしまった細胞はまだ修復途中、回復には時間がかかります。
細胞の回復、からだの良い状態が定着しないうちは、また同じ症状を繰り返すということが多くみられます。
症状が落ち着きましたら、月に一度くらいのペースでの、定期的なメンテナンスとしての治療をおすすめしています。
それは、良い状態を長期間続けていただくための重要なポイントです。定期的なケアを行っていると、新たに怪我をしたり、風邪を引いたりしても、治りが早いことを実感して頂けると思います。
改善のためには、適切な間隔・期間での治療が必要になります。
※メンテナンス期間中について
食事のバランス、適度な運動を続けることが前提にあります。(ご提案した、ストレッチなど、おこなって下さい。)
メンテナンス中の治療間隔は、一か月を目安にしていますが、「外部環境の変化」(仕事、家庭、人間関係の変化、季節の急激な変化など)や内部環境の変化(薬の服用、食事のバランス、腸内環境、加齢などによる変化)は常に起こっていますので、お体の状態により、それよりも、短めの方が良い方もいらっしゃいます。
また、一時的に不調が出た場合や、ストレスが、過度に増えた場合なども、数回、治療間隔を短くしていただくをことをおすすめしております。
お体の状態を見ながら、再び、通常の間隔に戻していきます。